【タロット解説】ソード9「眠れぬ夜を乗り越えて」
目次 +
タロットカードの小アルカナ・ソード9(Nine of Swords / 剣の9)は深い苦悩を暗示しています。夜の闇が不安をかき立て、必要以上に思い悩んでいる状態です。出口がないように感じても、朝が来て光がさせば心は軽くなるでしょう。
ソード9を一言で
このページでは、ソード9の基本的な意味やキーワード、恋愛・人間関係・仕事における解釈、「例えばこんな場面がソード9で言い表せる」といった内容をご紹介しています。
タロット解説本をピックアップ
ソード9 絵柄の説明
- 夜の闇の中、ベッドから身を起こして顔を覆う人物がいます。眠れないのでしょうか。整然と並べられた9本の剣が、苦悩の大きさを表しているかのようです。そのうちの数本は頭と体を貫いているようにも見えます。
- 小奇麗なベッド、意匠を凝らした掛布…少なくともこの人物は困窮してはいません。無防備な寝間着姿でいられるほどには、ここは安全な場所であるはずです。
ソード9 正位置
ソード9 正位置の基本的な考え方
ソード9が暗示するのは、絵柄通りの夜も眠れなくなるような出来事。
「将来が不安でたまらない」「あの時ああすればよかったのに」「あんなことを言ってしまって恥ずかしい」…そんな思いが去来し、寝付けなくなってしまったことはないでしょうか。
夜の闇は不安を増幅させるもの。もしかすると必要以上に考え込んでしまっているのかもしれません。「そこまで思い悩むことはない、もう少し楽観的になっても大丈夫」ということを告げるカードでもあります。
ソード9 正位置のキーワード
- 苦悩
- 苦悶
- 不安
- 心配
- 悲観する
- トラウマ
- 怯える
- 思い詰める
- くよくよ思い悩む
- 落ち込む
- ふさぎ込む
- 悲観する
- もがき苦しむ
- 憂鬱
- ナーバス
- 絶望
- 後悔
- 恥ずかしさ
- 自責の念にかられる
- 泣く
- 泣き寝入り
- 嘆く
- 苛まれる
- 罪悪感
- 自己嫌悪
- 暗闇
- 悪夢
- 不眠
- 睡眠不足
ソード9 正位置、たとえばこんな場面
職を失い、この先が不安で夜も眠れない。
どうしても悪い方へ考えてしまい、常に心に不安感がある。
好きな人の前でテンパって変なことを言ってしまい、思い返しては身悶えする。
中学生の頃の黒歴史がネットの海に残っているのを発見し、恥ずかしさで顔を覆った。
ソード9 正位置 恋愛・人間関係での解釈
- 何でも悲観的に考える
- 必要以上に自分を責める
- 眠れぬほど心配している
- 悪い妄想
ソード9 正位置 仕事での解釈
- 失敗が怖くて行動できない
- 自分の責任だと思い込む
- 不安を抱えたまま望む
- 追いつめられた感覚
ソード9 逆位置
ソード9 逆位置の基本的な考え方
逆位置では、朝が近付いて周囲が明るくなるイメージです。ネガティブになりがちだった思考は、光を浴びることで明るいほうへ。心も幾分か軽くなるでしょう。明けない夜はないということを教えてくれるのがソード9の逆位置です。
カードに描かれた人物の不安をかき立てていたものは夜の闇でした。光さす今、不安は解消され、自分の置かれている状況がそれほど悪くないということにも気付けるでしょう。
ソード9 逆位置のキーワード
- 苦悩から抜け出す
- 救われた気持ちになる
- 不安の解消
- 思い過ごしだったと分かる
- 安堵
- ほっとする
- あれこれ考え込むのをやめる
- 希望が見える
- 過去を乗り越える
- 克服する
- 楽観的思考
ソード9 逆位置、たとえばこんな場面
相手に失礼なことを言ってしまったと思っていたが、本人はまったく気にしていないことが分かってほっとした。
前職は失ったが、すぐに新しい仕事が見つかりそうで希望が出てきた。
仕事でミスをしてしまったが、「あなたのせいではない」と言われて心が軽くなった。
大事なプレゼンで緊張していたが、終わってみれば結構うまくいったと思う。
ソード9 逆位置 恋愛・人間関係での解釈
- 不安は次第に解消する
- 大した事ではないと思える
- トラウマを克服する
- 不安の正体を見つめる
ソード9 逆位置 仕事での解釈
- 不安要素がなくなる
- 平穏無事に終わる
- 過去の失敗を乗り越える
- 立て直しができる
【ミニコラム】明けない夜はない
真っ暗な背景が重く感じるソード9。暗闇の中に浮かび上がる9本の剣は、カードに描かれた人物の心象風景そのものでしょう。
一方で、鮮やかな柄の掛布が目に留まります。小奇麗なベッドで寝ることができるこの人は、ペンタクル5の行先もなく寒さに震える人々と比べれば恵まれていると言えます。それでも眠れぬほどの苦悩を抱えるのは、ひとつには夜の闇がそうさせるからです。
夜はついネガティブな思考に陥りがちですが、朝が来て光を浴びてみれば、少しは気分が晴れるかもしれません。明けない夜がないように、苦悩にも出口は見える。ソード9が展開されたときは、そのような前向きなリーディングも取り入れてみてください。
ソード9が実際に出てきたらどう読む?
強い不安感があり、気分が晴れないようです。(相手の気持ち)
相手の言動を大げさに、悲観的に解釈してしまいがちです。(未来・最終結果)
あなたが思っているより、絶望的な状況ではないはずです。とりあえず今夜は寝ましょう。(対策・アドバイス)
上記はあくまでも一例。この他にもソード9の各ポジション別(相手の気持ち・未来・最終結果・対策・アドバイス)リーディング例を、次のページで多数ご紹介しています。