【タロット解説】ペンタクル10「いつの世までも末長く」
目次 +
タロットカードの小アルカナ、ペンタクル10(Ten of Pentacles / 金貨の10)が暗示するのは豊かさを維持すること。経済的・社会的な成功の他、家族や仲間など身近な人たちの存在もまた豊かさと言えます。
ペンタクル10を一言で
このページでは、ペンタクル10の基本的な意味やキーワード、恋愛・人間関係・仕事における解釈、「例えばこんな場面がペンタクル10で言い表せる」といった内容をご紹介しています。
タロット解説本をピックアップ
ペンタクル10 絵柄の説明
- 屋敷に家族が集っています。子供と両親、そして祖父の三世代。2匹の犬も寄り添っています。かなり裕福な暮らしをしているようです。
- アーチや遠くの街並みが、安定感や整然とした印象を与えます。
- 手前の白髪の男性は、どこか達観したような表情を見せています。「あとは若い世代に任せた」とでも言っているかのよう。
ペンタクル10 正位置
ペンタクル10 正位置の基本的な考え方
ペンタクルの旅も終わりを迎えます。
ひとつ前のペンタクル9は「豊かさを享受すること」を暗示していましたが、ペンタクル10では手に入れた豊かさを安定して持ち続けることに焦点が当たります。
ここでの「豊かさ」とは強固な経済的基盤、社会的な成功のほか、長い人生をともに歩んでいく家族や仲間の存在も表しているでしょう。すでに手にしているものを守っていくために団結し、堅実な暮らしを追求します。
ペンタクル10 正位置のキーワード
- 富
- 財産
- 蓄財
- 裕福
- 富裕層
- 経済的豊かさ
- 既得権益
- 不動産
- 遺産
- 相続
- 安定
- 安全
- 安泰
- 繁栄
- 隆盛
- 身を固める
- 格調高い
- 風格のある
- 歴史が長い
- 伝統
- 大家族
- 親族
- 一族
- 身内
- 家庭
- 結束力
- 団結
- 連帯意識
- 世代間のつながり
- 層が厚い
- 集大成
- 新旧交代
- 継承
- 形式的
- 大企業
- 組織
- 社会的地位が高い
ペンタクル10 正位置、たとえばこんな場面
親からの資金援助を受け、入籍と同時に新居を購入した。
祖父母が始めた小さな店が、今や大企業と呼べるまでに成長した。
由緒正しい家柄の人と付き合いがある。
幼馴染とは付き合いが長く、今や家族同然の存在だ。
ペンタクル10 正位置 恋愛・人間関係での解釈
- 人生のパートナー
- 家庭を築くことを意識
- 精神的にも物質的にも満足
- 起伏のない安定した関係
ペンタクル10 正位置 仕事での解釈
- 長く続けられる仕事
- 大企業や不動産関係
- 広い人脈や潤沢な資金
- 経済的に豊か
ペンタクル10 逆位置
ペンタクル10 逆位置の基本的な考え方
逆位置が暗示するのは、まず家族に関する問題。ペンタクル10で描かれる家族像は、どちらかというと昔ながらの慣習を大事にする人たちです。「安心・安定」という名の檻にあなたを閉じ込め、あなたの自由を阻害する存在になり得るかもしれません。
あるいは家庭でも会社のような組織でも、個より全体を重視する傾向にあることを暗示しています。逆位置ではそれがネガティブな方へ作用するでしょう。
ずっと続いてきたものが揺らぐ、あるいは負担になるような何かを受け継ぐという解釈もできます。
ペンタクル10 逆位置のキーワード
- 家族・親族間のしがらみ
- 家庭の問題
- 古い家族観
- 封建的
- 旧態依然
- 保守的
- 管理が行き届かない
- 独り立ちできない
- 敷かれたレール
- 窮屈
- 退屈
- 負担
- 負の遺産
- 所有することの不安
- 落ちぶれる
- 没落
- 経済状況の悪化
- 基盤が揺らぐ
- 基盤を失う
- 蚊帳の外
- 同調圧力
ペンタクル10 逆位置、たとえばこんな場面
結婚相手の両親と同居し、窮屈な思いをしている。
資産家の親に経済面で甘えてしまい、いつまでも自立できない。
江戸時代から続く和菓子店は、経営悪化で廃業を余儀なくされた。
親から田舎の家と土地を相続したが、借り手も売却先も見つからず、維持費と税金がかかるばかりだ。
学生時代から10年付き合ってきた相手と結婚話まで出たのに、結局別れた。
ペンタクル10 逆位置 恋愛・人間関係での解釈
- 家族の反対にあう
- 維持していくことが困難
- 基盤が揺らぐ
- 人間関係のしがらみ
ペンタクル10 逆位置 仕事での解釈
- 管理が行き届かない
- 古参だけが得をする
- 今の水準を維持できない
- 落ち目になる
【ミニコラム】家族が描かれた2枚のカード
家族が登場するカードといえば、このページのペンタクル10の他にカップ10があります。2つの家族は異なった描かれ方をしています。
-
カップ10…夫婦と子供。貧しくても愛があれば幸せという考え。
-
ペンタクル10…三世代家族。家族の幸せのためには、何よりも経済的な豊かさが必要という考え。
カップ10は気持ち重視、ペンタクル10は経済力重視と言えます。どちらを是とするかは人によるでしょう。
ペンタクル10が実際に出てきたらどう読む?
自分の家族や身近な人たちのことを大事に考えているようです。(相手の気持ち)
人生のパートナーとも呼べる相手が見つかるかもしれません。(未来・最終結果)
新しいものより、古くからあるものを活用してみてください。(対策・アドバイス)
上記はあくまでも一例。この他にもペンタクル10の各ポジション別(相手の気持ち・未来・最終結果・対策・アドバイス)リーディング例を、次のページで多数ご紹介しています。