【タロット解説】教皇「あなたの心のよりどころ」
タロットカードの教皇(The Hierophant)は人々をより良い方向へ導くアドバイザー。実践的な助言をするだけではなく、心に寄り添って支えとなってくれる存在です。道に迷ったら、教皇のような立ち位置の人に話を聞いてもらいましょう。
教皇を一言で
このページでは、教皇の基本的な意味やキーワード、恋愛・人間関係・仕事における解釈、「例えばこんな場面が教皇で言い表せる」といった内容をご紹介します。
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目次
教皇 絵柄の説明

- 真正面を向いた教皇の姿。その視線は高次の存在を見つめているかのよう。教皇は神の声を皆に伝える「代理人」です。
- 背後に2本の柱がある構図は「女教皇」と似ています。異なるのは、教皇の前には2人の聖職者が控えているという点です。彼らは教皇に教えを請い、教皇は彼らを導きます。
- 聖職者2人に対して教皇の姿は大きく描かれており、教皇の権威や偉大さを物語っています。
教皇 正位置
教皇 正位置の基本的な考え方
教皇が暗示するのはまず、精神的支柱と呼べる人。心に寄り添い、正しい助言で良い方向へ導いてくれる存在です。年長者のニュアンスもあるので、上司や先生、あるいは身近にいる年上の人が、あなたの助けとなってくれるかもしれません。
神の声を人々に伝えるという役割から「仲立ち」の意味も読み取れるでしょう。恋愛なら「縁結び」の人が現れる可能性も。自分で直接やり取りするのではなく、信頼のおける第三者に仲介をお願いしてみるといいかもしれません。
慣習、規範、道徳、美徳の象徴でもあります。教皇のカードが出た時は古風な考えに立ち返って、しきたりや形式を大切にしてみましょう。
教皇 正位置のキーワード
- 博愛
- 敬愛
- 慈愛
- 慈悲
- 信頼
- 誠実
- 尊敬
- 教示
- 指導
- 教育
- 庇護
- 援助
- 支援
- 親身
- 助言
- 相談相手
- 良きアドバイザー
- 恩師
- 人当たりがよい
- 精神的支柱
- 人徳
- 美徳
- 善行
- 良心
- 仲介
- 仲立ち
- 倫理
- 道徳
- 常識的
- 伝統
- 慣習
- しきたり
- 形式を重んじる
- 規範
- 規律
- 協調性
- 遵守
- 信仰
- 宗教
- 神聖
- 聖職者
- 儀式
- 冠婚葬祭
- 年功序列
- 年長者
教皇 正位置、たとえばこんな場面
親戚の紹介で条件の良い相手とお見合いをし、結婚した。
待遇がよく福利厚生の充実した企業に勤めている。
進学も就職も親が敷いたレールの上を歩んできたが、そのおかげで安定した人生を送れていると思う。
困っている人を見ると放っておけない。
教皇 正位置 恋愛・人間関係での解釈
- 心の拠り所となる存在
- 交際から結婚へ順当に進む
- 年齢差がある
- 家族に認められる
教皇 正位置 仕事での解釈
- 上司や先輩に助けられる
- 安定して長く勤められる職場
- ホワイト企業
- 公職
教皇 逆位置
教皇 逆位置の基本的な考え方
皆に尊敬される教皇。尊敬の念は行き過ぎると「崇拝」になります。
童話「ムーミン」の登場人物、スナフキンのセリフをご紹介しましょう。
「誰かを崇拝しすぎると、本当の自由は決して手に入らない」
崇拝は自らの思考を停止させ、言動に制約を加え、自由な意思を奪うものになりかねません。逆位置の教皇は自分を崇拝する人々の心を操って、思い通りにしてしまう危険性をはらんでいます。
また、道徳的・倫理的に問題がある行為を暗示することもあります。表ではいい顔をしていても、裏で何をやっているかわからない…そんな二面性を持つ人物や状況を表すのが、教皇の逆位置です。
一方で、伝統や慣習に背を向けるという解釈もできるでしょう。
教皇 逆位置のキーワード
- 偽善
- 腹黒い
- 詐欺
- 欺瞞
- 人心掌握
- 妄信
- 崇拝
- 狂信的
- 不信感
- 不道徳
- 不健全
- 不義
- 背信
- 裏切り
- 親切の押し売り
- 押し付けがましい
- 堅苦しい
- 形骸化
- 偏狭
- 保守的
- 慣習上の制約
- 旧態依然
- 束縛
- 孤立
- はじき出される
- 村八分
- 何か裏がある
- 裏の顔を持つ
- 道を外れる
- 型にはまらない
教皇 逆位置、たとえばこんな場面
知り合ってすぐのデートで好感を持った人が、次会った時に怪しい商品の購入を勧めてきた。
皆の尊敬を集めていた先生が、裏で犯罪に手を染めていた。
「制服でのコンビニ利用禁止」「柄物のマフラーは禁止」など理由の分からない校則を、疑問も持たずに守り続けている。
進学も就職も今まで親の言いなりだったが、結婚に関しては初めて反抗しようと思う。
教皇 逆位置 恋愛・人間関係での解釈
- 別の目的を持っている
- やましいところがある
- 周囲の人がいい顔をしない
- 価値観の違いを容認できない
教皇 逆位置 仕事での解釈
- 役に立たないアドバイス
- 間違った助言を聞いて失敗する
- 効率化や合理性より慣習重視
- 細かすぎる謎ルール
【ミニコラム】教皇のカードは「村社会の長」?
筆者にとって、「教皇」のカードはむず痒いというか、そわそわします。「年長者の言うことを聞き、周囲の期待通りに動き、立派でまっとうな人生を歩む」感じが強いからです。それも美徳のひとつであることは確かですが、なんかこう…落ち着かない!
端的に言えば、教皇は「村社会の長」のようなイメージがあるのです。教皇の庇護のもと、コミュニティの一員として穏やかに暮らしているうちはいいかもしれない。しかし一度でも反抗心を抱いたら、たちまち村を追い出されてしまうでしょう。
そんなこともあって、逆位置では「伝統や慣習を破る」という前向きな解釈もご紹介しました。教皇の逆位置が出たら、今までの常識を覆すときなのかもしれません。
教皇が実際に出てきたらどう読む?
あなたのよき相談相手になりたいと考えています。(相手の気持ち)
第三者の協力によって、進展が見込めるかもしれません。(未来・最終結果)
誰か信頼できる人に第三者としてのアドバイスを求めてみましょう。(対策・アドバイス)
上記はあくまでも一例。この他にも教皇の各ポジション別(相手の気持ち・未来・最終結果・対策・アドバイス)リーディング例を、次のページで多数ご紹介しています。