【タロット解説】月「曖昧な世界でうごめくもの」
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タロットカードの月(The Moon)が暗示するのは、闇夜に潜む危険とそれに伴う不安感。正位置においてはネガティブな解釈が多いカードですが、曖昧な状態が心地よい、薄目で見るくらいがちょうどいい…といった前向きな捉え方をすることもできます。
月を一言で
このページでは、月の基本的な意味やキーワード、恋愛・人間関係・仕事における解釈、「例えばこんな場面が月で言い表せる」といった内容をご紹介します。
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月 絵柄の説明
- 夜空に輝く月には、不思議なことに顔があります。伏し目がちで憂いを帯びた表情です。その月に向かって、犬と狼が吠えています。不穏な空気を感じるシーンです。
- 水際から姿を現したのはザリガニ。ザリガニの前には道が続いていますが、犬と狼をうまくやり過ごさなければ進めないでしょう。幸い、二頭は月に夢中でこちらには気付いていないようです。闇に紛れて行くことができるでしょうか。それとも結局恐怖で踏み出せないのか。
- 遠くには塔が関門のように建っています。あの場所を過ぎれば安全かもしれません。
月 正位置
月 正位置の基本的な考え方
月が暗示するのは曖昧さ。闇夜を照らす月は、あらゆるものをおぼろげに浮かび上がらせます。鮮明ではない、色も失っている、しかし何かが存在することや大まかな形は分かる。そのような不明瞭で曖昧な世界です。正体がわからないものに対する漠然とした不安がこのカードを覆っています。
満ち欠けを繰り返す月は、揺れ動く心や移り変わる状況を象徴しているとも言えます。
月は正位置ではどちらかというとネガティブな解釈が多いのですが、肯定的に捉えるなら「はっきり決めず、曖昧にしておいたほうがいいこともある」ということでしょう。
月 正位置のキーワード
- 不安
- 恐れ
- 迷い
- 憂い
- ナーバス
- 心配事
- 落ち着かない
- 未知のもの
- 神秘
- 不可思議
- はっきりしない
- 漠然
- 潜在意識
- 曖昧模糊
- 有耶無耶にする
- 不透明
- 不明瞭
- 不鮮明
- 揺れ動く心
- 変化
- 裏切り
- 偽り
- 疑心暗鬼
- 不信感
- 不穏
- 危険が潜んでいる
- 幻影
- 幻惑
- 秘密
- 謎
- 隠された真実
- 闇に紛れる
- 正体を隠す
- 隠蔽
- 陰口
- ロマンティック
月 正位置、たとえばこんな場面
クラスメイトがみんな自分の悪口を言っているような気がする。
今の恋人とは円満だが、元恋人から久しぶりに連絡がきて昔の感情を思い出してしまい、心が揺れている。
結婚話が出ているが、借金を抱えているということを相手に言えないままでいる。
初めてオフ会に参加することになった。楽しみではある反面、どんな人が来るか分からず不安だ。
知人が経営している会社の実態がつかめない。
月 正位置 恋愛・人間関係での解釈
- 相手のことがよく分からない
- 隠されている何かがある
- 日々揺れ動く気持ち
- 気付いていないことがある
月 正位置 仕事での解釈
- 成績は低迷する
- 目に見えない問題がある
- 漠然とした不安を抱える
- 水面下で何かが起こっている
月 逆位置
月 逆位置の基本的な考え方
逆位置では夜明けがやってくるイメージです。
月の光はかき消され、周囲の景色がだんだんはっきりしてきます。淡い月光に照らされて恐ろしげに見えていたものが、いざ明るくなってみると大したものではなかったということもあるかもしれません。不安は解消され、真実が暴かれ、本来の姿が見えるようになります。
月 逆位置のキーワード
- 安堵
- 不安の解消
- 正体がわかる
- 明らかになる
- 露呈する
- 実情がわかる
- 実態がわかる
- 真実が暴かれる
- 現実
- 本来の姿
- もやもやが晴れる
- 目が覚める
- 我に返る
- 冷静になる
- 自分を取り戻す
- 危険を回避する
- 杞憂に終わる
月 逆位置、たとえばこんな場面
幽霊かと思ったが、落ち着いてよく見ると枯れたススキの穂であった。
危うくニセモノを掴まされそうになっていたところを、すんでのところで回避できた。
相手に多額の借金があることが入籍前に分かってよかった。
オンラインゲームの仲間たちと初めてリアルで会い、楽しかったが、「生身の人間なんだな」と思ってちょっとガッカリした。
歯医者が怖かったが、いざ行ってみるとそんなに痛くもなかった。
月 逆位置 恋愛・人間関係での解釈
- 相手の本来の姿が見える
- 不安は解消される
- 隠していた事実が明らかになる
- 拍子抜けする
月 逆位置 仕事での解釈
- 実態が分かる
- 問題は自然と解消
- 取り越し苦労
- 上昇に転じる
【ミニコラム】月のほどよい明るさが助けになる
月というものは本来は明るい天体です。人工的な光にあふれた街に住んでいるとなかなか気付けないのですが、街灯のない真っ暗な場所では、その明るさを実感することができます。もちろん太陽とは比較になりませんが、暗い夜道でも灯りなしで歩けるほどには明るいのです。
タロットの「月」に描かれたザリガニにも、道は見えているのでしょう。月がなかったらこの道さえ見えないはずです。それでいて明るすぎないので、自分の身を犬と狼の目から隠すことができます。
月は太陽の明るすぎる光をやわらかな光に変え、優しく地上を照らします。月明かりくらいの明るさがちょうどよいこともあるのです。正位置ではネガティブな解釈が多いタロットの「月」ですが、曖昧な状態が心地よいという前向きな解釈も、状況に応じて取り入れてみてください。
月が実際に出てきたらどう読む?
心が揺れています。自分で気持ちを整理することができないようです。(相手の気持ち)
相手の本当の姿が見えてきません。まだ隠されている真実がありそうです。(未来・最終結果)
あえて曖昧なままにしておく方がいい場合もあります。(対策・アドバイス)
上記はあくまでも一例。この他にも月の各ポジション別(相手の気持ち・未来・最終結果・対策・アドバイス)リーディング例を、次のページで多数ご紹介しています。