【タロット解説】悪魔「タロット界のトリックスター」
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タロットカードの悪魔(The Devil)は、見たままの「黒い」イメージが渦巻いています。何かにとらわれ、心の自由をなくしている状態を暗示するカードです。しかしそれは強い意志で断ち切れる鎖。
あるいは、周りが見えなくなるほど没頭していると読むこともできます。
悪魔を一言で
このページでは、悪魔の基本的な意味やキーワード、恋愛・人間関係・仕事における解釈、「例えばこんな場面が悪魔で言い表せる」といった内容をご紹介します。
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悪魔 絵柄の説明
- ヤギのような頭とコウモリのような翼を持つ悪魔の前に、男女が鎖で繋がれています。人間の姿を保ちつつ異形の角と尻尾が生えており、自らもまた悪魔になりかけているかのよう。
- 女性は涼しい顔で前を向き、男性は肩をすくめて諦めの表情です。
- 首にかけられた鎖には十分な遊びがあり、その気になれば簡単に外せそうです。
悪魔 正位置
悪魔 正位置の基本的な考え方
悪魔が示すのは絵柄通り何かにとらわれている状態です。特定の物や人に対する執着、根拠のない思い込み、理性を欠いた欲望…そのようなものに心を支配され、自由を失っています。
嫉妬や恨みなどの黒い感情も見え隠れします。このカードが人の気持ちに出た時、筆者はかなりの「圧」を感じます。
周りが見えなくなるほど何かに夢中になっているという点では、このカードにポジティブな意味を見出すこともできるかもしれません。いわば「悪魔的な集中力」。常軌を逸した集中力はしばしば想像以上の成果を生み出します。不眠不休で渾身の作品を描き上げる画家のようなイメージでしょうか。
悪魔 正位置のキーワード
- 束縛
- 呪縛
- 支配
- 抑圧
- 執着
- 固執
- 強いこだわり
- 集中
- 没頭
- 釘付け
- 依存
- 盲目的
- 視野狭窄
- 思い込み
- のめり込む
- 泥沼
- 抜け出せない
- 堕落
- 誘惑
- 魔が差す
- 憎悪
- 嫉妬
- 裏切り
- 恨み
- 邪心
- 恐怖
- 暴力
- 本能
- 欲望
- 貪欲
- 無気力
- 怠惰
- 腐敗
- 悪徳
- 背徳
- 非合法
- 倫理観の欠如
- 腐れ縁
- 悪友
- 悪習慣
- 夜型
悪魔 正位置、たとえばこんな場面
相手への思いが強すぎ、行動を逐一監視してしまう。
強すぎる愛がどす黒い憎悪となる。
自堕落な生活から抜け出す気も、もはや起こらない。
倫理的にどうかと思うような儲け話に誘われ、つい乗ってしまった。
そんなことは許されない、やってはダメだ、と分かってはいるが…やめられない。
24時間ぶっ続けでゲームに没頭する。
好きなタレントの追っかけを長年やっている。TVもラジオもネットも毎日チェックし、ライブ遠征し、グッズを買い込み…負担が大きいが、今更やめられない。
悪魔 正位置 恋愛・人間関係での解釈
- 盲目的な愛
- 強い執着や依存関係
- 危険な恋にハマる
- 意志が弱く、抜け出せない
悪魔 正位置 仕事での解釈
- 拘束時間が長い
- プライベートを犠牲にして仕事に没頭する
- ブラック企業
- 悪徳業者
悪魔 逆位置
悪魔 逆位置の基本的な考え方
逆位置では、呪縛から解放されます。視野が広がり、自分を冷静に見つめることができるようになります。後から振り返ってみれば「自分はなんであんなものにとらわれていたのだろう」と思うことでしょう。執着を捨てたあなたの心は、もう自由です。
悪魔 逆位置のキーワード
- 抜け出す
- 断ち切る
- 脱依存
- 執着がなくなる
- 思い込みがなくなる
- ふっ切れる
- 目が覚める
- 自分を取り戻す
- 心を入れ替える
- 憑き物が落ちる
- 我に返る
- 冷静になる
- 冷める
- 気力がわく
- 解放
- 解消
- 逃れる
- 別れる
- 手を切る
- 改善
- 良心の呵責
悪魔 逆位置、たとえばこんな場面
依存症の治療に本格的に取り組み始めた。
惰性で付き合ってきた人と別れる決心をした。
既婚者と付き合っていたが、「自分、何やってるんだろう」と我に返って一切の関係を断ち切った。
何もできないと思っていた自分自身に、可能性を見出す。
変なこだわりがなくなって、気持ちが楽になった。
悪魔 逆位置 恋愛・人間関係での解釈
- 腐れ縁を断ち切る
- 精神的に楽になる
- 目が覚める
- 執着がなくなる
悪魔 逆位置 仕事での解釈
- 長期化していた案件が終わる
- 負担から逃れる
- 言いなりにならない
- 良心を取り戻す
【ミニコラム】タロットの物語に必要不可欠な悪魔
古い音楽好きの筆者は「悪魔」ときくと、ローリング・ストーンズの “Sympathy for the Devil” (邦題:悪魔を憐れむ歌)や、ロバート・ジョンソンのクロスロード伝説を思い出します(詳しくは調べてみてください)。「悪魔」という存在が、物語を魅力的に仕立てていることがわかります。これはタロットにも言えること。
タロット78枚をひとつの物語としてとらえるなら、「悪魔」のカードはなくてはならないもの。教皇、正義、節制など「お行儀の良い」人物だけが登場する物語はつまらないでしょう。悪魔はその場を引っ掻き回しますが、物語を動かすには必要不可欠な存在です。
真っ黒な背景に異形の悪魔、拘束された男女の絵柄は重く、展開されるとぎょっとするカードではありますが…「悪魔」がなければ、タロットの魅力は半減していたかもしれません。
悪魔が実際に出てきたらどう読む?
嫉妬や恨みなど、ネガティブな感情を抱いているかもしれません。(相手の気持ち)
周りが見えなくなるほど、ひどく心を奪われてしまうかもしれません。(未来・最終結果)
一時の気の迷いが破滅につながります。良心に従って行動してください。(対策・アドバイス)
上記はあくまでも一例。この他にも悪魔の各ポジション別(相手の気持ち・未来・最終結果・対策・アドバイス)リーディング例を、次のページで多数ご紹介しています。