【タロット解説】節制「何事もほどほどが一番」
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タロットカードの節制(Temperance)は、たとえればタワー状に積まれたグラスのようなもの。一見すると美しく調和していますが、その裏には並外れたバランス感覚が隠されています。ズレを微調整し、偏りをなくし、常に平穏な状態を保っているのです。
節制を一言で
このページでは、節制の基本的な意味やキーワード、恋愛・人間関係・仕事における解釈、「例えばこんな場面が節制で言い表せる」といった内容をご紹介します。
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節制 絵柄の説明
- 背中に羽をもつ天使がカップの水を混ぜ合わせています。左足は地面に、右足は水中に接して不安定な姿勢ですが、素晴らしいバランス感覚を発揮し、水は一滴もこぼれていません。
- 2つのカップは性質の違う二者を表し、それらが融合することで新しい何かが生まれることを暗示しています。
- 遠くの山から太陽が顔を出し、傍らにはアイリス(あやめ)が咲いています。穏やかな日になるでしょう。
節制 正位置
節制 正位置の基本的な考え方
節制はすべてにおいて「ちょうどよい」ことを示しています。過不足なく、大きく偏ることもなく、凪いだ海のような平穏な状態です。
その裏には非常に優れたバランス感覚があります。物事を「微調整」することで、常に最適な状態が保たれているのです。
まじり合うカップの水が示すのは、性質の違う二者の融合。水は感情を象徴し、コミュニケーションが活発に行われることを暗示しています。その結果、新しい何かが生まれるでしょう。
1+1=2ではなく、3以上になるような感覚です。
節制 正位置のキーワード
- 調和
- 安定
- 平穏
- 平静
- 中庸
- 平均的
- 堅実
- 適度
- 程よい
- ちょうどよい
- 適切な距離感
- 過不足がない
- ソツがない
- 振れ幅が小さい
- バランス感覚
- 順応
- コントロール
- 調整
- 調節
- 無理がない
- 意見交換
- コミュニケーション
- 協調性
- 交流
- 相互作用
- 融合
- 柔軟
- 取りまとめる
- 折り合いをつける
- 自己管理
- 健康的
- 節度
- 自制心
- 順境
節制 正位置、たとえばこんな場面
仕事も遊びもほどほどに楽しんでいる。
立場の違う者同士で意見交換を行い、新しいアイデアを生み出す。
コミュニティ内の人間関係で好き嫌いを作らず、どの人に対しても適切な距離感をもって交流している。
プライベートで心を動かされる出来事があっても、皆の前ではいつも通りに振る舞う。
思考の整理、感情のコントロール、適度な運動を心がけ、常に心身の健康を保っている。
節制 正位置 恋愛・人間関係での解釈
- 気持ちに波がなく穏やか
- 自然と仲が深まる
- 交流を楽しむ
- 最適な距離感
- 人付き合いがうまい
節制 正位置 仕事での解釈
- どんな仕事にもなじめる
- 一定の水準を保ちながら安定
- 意見交換が活発
- 調整役
節制 逆位置
節制 逆位置の基本的な考え方
節制の逆位置は、バランス感覚を失って大きく偏ることを示しています。感情に波があったり、不規則な生活を送ったりと、心身ともに不安定な状態であることをカードが告げているかもしれません。
そして2つのカップに入った液体は、いわば水と油のようなものになってしまいます。決してまじり合うことはないでしょう。
節制 逆位置のキーワード
- 不調和
- 極端に走る
- 偏る
- 一方通行
- 波がある
- 振れ幅が大きい
- コントロールを失う
- なじまない
- ちぐはぐ
- 噛み合わない
- 相容れない
- 折り合いが悪い
- 水と油
- 排他的
- 偏見
- すれ違う
- 齟齬
- ルーズ
- 節度がない
- 低きに流れる
- 不摂生
- 不健康
- 不規則な生活
- 心身の不調
節制 逆位置、たとえばこんな場面
あまり付き合いのない人を敵視してしまう傾向がある。
性格的にどうしても合わない人がいる。
人に対する好き嫌いがハッキリしている。
夏休みに入ってから、明け方までゲームをして寝て昼過ぎに起きるという昼夜逆転の生活を送っている。
子供の頃から好き嫌いは多かったが、大人になっても偏食が激しい。
終電帰りの日々がたたって健康に支障をきたしてしまった。
節制 逆位置 恋愛・人間関係での解釈
- 話が噛み合わない
- もともと相性が悪い
- コミュニケーションが取れない
- 気持ちに波がある
節制 逆位置 仕事での解釈
- 適性に合った仕事ではない
- ストレスから体調を崩す
- ルーズさが目立つ
- スムーズに行かない
【ミニコラム】小学生には難しかった「節制」
筆者がはじめてタロットを手にした小学生の頃、いちばん分かりにくかったのが「節制」です。大アルカナ22枚のうち概念を表すカードは「力」「正義」「節制」がありますが、その中でも「節制」という言葉は小学生には馴染みがなく、どう捉えてよいのか分からなかった記憶があります。
英語では、Temperanceと似たtemperという単語があります。名詞では「気質・気分」、たとえば “not lose one’s temper” で「平静さを失わない」という意味です。動詞では「調節する」の意味になります。詳しくは辞書を引いてみてください。別方面からの理解もリーディングの助けとなるでしょう。
節制が実際に出てきたらどう読む?
今の関係がちょうどよい、心地よいと感じているようです。(相手の気持ち)
このまま自然な流れであるべき状態におさまるでしょう。(未来・最終結果)
極端に偏ることなく、「程よさ、ちょうどよさ」を意識してください。(対策・アドバイス)
上記はあくまでも一例。この他にも節制の各ポジション別(相手の気持ち・未来・最終結果・対策・アドバイス)リーディング例を、次のページで多数ご紹介しています。